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人を大切にする会社で

ガラス成形職人として

技術を磨き続ける

茨城県龍ケ崎市|カガミクリスタル株式会社

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親方のこと

名前: 佐々木武人

職人名: ガラス成形職人

地域: 茨城県龍ケ崎市

工房名: カガミクリスタル株式会社

町のお気に入りスポット:
自然のある場所

日本のおもてなしを支えるクリスタルガラス

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茨城県の南部に位置する龍ケ崎市。都心から最短31分とアクセスの便利なこの地に、日本初のクリスタルガラス専門メーカー「カガミクリスタル」の本社工場がある。

クリスタルガラスの溶解から加飾まで一貫して生産を手がけるカガミクリスタル。江戸切子やグラヴィール技法で加飾した、クリスタルガラス製品を生産している。

会社の創立は1934年。創立者の各務 鑛三(かがみ こうぞう)は、満州でガラスの技術研究に従事したのちに、ドイツへと渡り、グラヴィールという技法に出会った。

ダイアモンドホイールを使い、直線的なカットで伝統的な模様を入れる江戸切子に比べて、グラヴィールは銅の円盤に金剛砂を付けて絵柄を彫り込んでいく。習得している職人は世界でも数少ない、難しい技法だ。

日本に帰国した各務は、『各務クリスタル工芸硝子研究所』で、グラヴィール作品を制作し始める。しかし、当時の日本では加飾を施すクリスタルガラスそのものが手に入らない。そこで、原料から一貫生産できる『各務クリスタル製作所』が始まったのだ。

安定した技術で、一貫生産ができること。カガミクリスタルの強みはそこにある。宮内庁、首相官邸、迎賓館(赤坂離宮)、世界中の日本大使館でも使用されたり、宝塚歌劇団、日本サッカー協会、プロ野球球団、大手酒造メーカーなどとのコラボレーションも行っている。

カガミクリスタルを支える影の立役者が、ガラスの成形職人だ。

一朝一夕では、ガラスを吹くことはできない

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カガミクリスタルで、成形部門を担う職長として職人をまとめている佐々木武人さん。佐々木さんがカガミクリスタルに入社したのは29年前のこと。

「地元出身で、とび職や見習い大工の仕事をしていました。カガミクリスタルとの出会いは、アウトレットセールに親戚の結婚祝いの品を探しに来たことです。工場を見学して、活気があって面白そうだなと思い、就職することにしたんです」

炉で1000度以上に熱したガラスを、ステンレスの長いパイプに巻きつけていく。くるくると回しながら、最初は小さな球を作り、さらにガラスを巻きつけて型に入れて吹きつけることで、グラスの形に成形していく。

一切の無駄がない、研ぎ澄まされた動作で、グラスが生産されていく。しかし、「スムーズに吹けるようになるまでは、鍛錬が必要です」と佐々木さん。

「一番難しいのは巻きです。最初に炉からガラスを巻きますが、そこが一番根本です。細いステンレスの竿に水飴のように柔らかいガラスを綺麗に巻かなくてはならない。気泡が入らないように巻くことは本当に難しいんです」

ガラスの成形は、回数を重ねて身体で覚えていくしかない。佐々木さんも、練習を重ねることで、技術を体得していったという。

「巻きの作業が最初の壁でしたね。中途だったので先に入社した職人達に追いつかなきゃと昼休みも毎日練習しました。努力を続けていると見てくれる人は見てくれるんですね。少しずつ様々な事に挑戦させてもらえるようになりました」

昨日より今日、良いものを作り続けたい

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カガミクリスタルの成形部門は、少人数でチームを組み、タンブラー、ワイングラス、花瓶など、様々なガラス器の生産を行っている。

「入社した若い職人が一番最初に入るのは「色被せ(いろきせ)ガラス」のための色ガラスを作るチーム。とにかく数を練習できる。ここで基礎を身に付けてもらいます」

江戸切子やグラヴィールは、透明ガラスに色ガラスを重ねた色被せガラスにカットを入れることで、美しい模様が浮かび上がるのだ。

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「色ガラスが吹けるようになったら次はタンブラー、タンブラーが吹けるようになったら、グラスに足を付けるなどプラスアルファの技術が求められるワイングラスや、重量が増して、さまざまな形へ対応できる技術が必要な花瓶にも挑戦していきます」

成形の技術は奥深い。ある日突然壁に当たり、気泡が入ったり上手に吹けなくなることもある。そこを乗り越えるために練習を重ねることで、技術が上達していく。

職人として一人前になるためには、5年から10年の歳月を必要とする。ものづくりに人生をかけて、技術を磨き続けたい。そう考える人には願ってもない仕事なのだという。

「成形職人は江戸切子職人に比べて、表舞台に出る仕事ではありません。だからこそ、昨日より今日はもっといいものができたら嬉しいと、仕上げにこだわり、自分の技術を高めることに確かな喜びがある。そこにやりがいを感じながら、僕は毎日仕事に向き合い続けています」

技術を身に付けてほしいから、職人を大切に

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職人として、技術を磨き続けたい。その思いと同時にあるのが、ワークライフバランスはどうなのだろうという不安かもしれない。

しかし、カガミクリスタルは働きやすさも充実している。年間休日は122日で、土日休みの週休2日制、休日出勤はほぼない。平均残業時間も月3時間程度。有休は初年度に計20日取得可能で、取得率は約80%を超える。

職人の休みを確保する理由は、現場の事情もある。朝から生産するために、夜には炉でガラスの原料を溶かす。原料の溶解状態を夜通し管理する別職場の職人達がいるのだ。

「1000度を超える窯のそばで働くので、安全に作業するためにも職人は体を休ませることも大切です。昼休みの他に15時の休憩。夏季は、適宜に休憩を入れたり、飲料の支給があったりと、熱中症予防対策にも配慮をしています」

職人を大切にする思いから生まれた福利厚生も。3大疾病の補償をする保険に会社負担で加入したり、遠方の引っ越しを伴い入社した場合、月5万円の家賃補助を1年間受けることができる。昼食は、日替わり・曜日替わりのお弁当を毎日5種類から、会社補助により1食200円で食べることができる。

「福利厚生も揃っていますし。居心地もいいと思いますよ。職人たちも、ベテランから中堅、若い人までいますが、人間関係もいいんです」

「Feel Japan」の未来をつくる成形職人

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カガミクリスタルは「Feel Japan」をテーマに、2016年にブランド名を「カガミクリスタル」から「KAGAMI」へ改称した。創業から培ってきた技術力と表現力を誇りに「日本の伝統と革新」を追求していく。

「KAGAMI」は、日本を代表するクリスタルガラスメーカーとして、世界中にさらに販路を拡大していく。そのために、必要なのがカガミクリスタルの未来を担う職人だ。ベテランたちの技術を受け継ぐ、新しい若き職人との出会いを求めている。

「今は良い時期だと思うんです。世代交代の流れの中で、やる気がある方なら、ガラス成形職人としてトップを目指すことができる。ボーナスタイムだと思うんですよね」

人を大切にする会社で、ガラス成形職人として生きていく。職人の道のりは一朝一夕ではできない厳しさがある。だけど技術を磨いていく喜びや、努力に応える仕組みも十分にある。

「食らいついて、職人として技術を身に付けていこう。そんな覚悟と気概のある方は、ぜひ一緒に働きましょう。お待ちしています」

おまけの話

最初に佐々木さんのお仕事の様子を見学させていただいた。リズミカルで無駄のない動作で、どんどんグラスができていく様子にすっかり見入ってしまった。そのあとインタビューをさせていただくと、佐々木さんの気さくな性格に思わず笑顔がこぼれる時間となった。

しっかりと働いて、プロフェッショナルとして技術を磨く。仕事を終えたら、人生を大切にする。そんな姿勢が、佐々木さんの人柄からも感じられる。そんな取材の時間であった。

取材・文章/荒田 詩乃 写真/荒田 詩乃・カガミクリスタル株式会社

求人情報

工房名:カガミクリスタル株式会社

働き方:
フルタイム(正社員)

給与:
月給220,000円〜
※年齢等社内規定による
※試用期間あり

勤務地:
茨城県龍ケ崎市向陽台4丁目5番地

勤務時間:
8:20~17:00(休憩時間:55分)

仕事内容:
職種:ガラス器の成形
内容:溶けたガラスを竿に巻きとり、息を吹き込んでタンブラーや花瓶など一つ一つ形を作ります。

福利厚生:
社会保険(雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金)
交通費等支給
住宅手当支給
送迎バス運用
食事補助有

休日休暇:
【年間休日:122日】
土曜・日曜・他(会社カレンダーによる)
GW、お盆、年末年始、慶弔休暇 等
育児休暇(パパ休含む)、介護休暇 実績あり
有給休暇(入社時に10日、半年後更に10日。入社初年度は計20日)

求める人物像:
30歳未満の方(長期勤務継続によるキャリア形成のため)
経験不問
根気強く作業に取り組むことの出来る方
新しい技術を習得する心意気のある方
チームワークを大切に出来る方

募集期間:
2026年8月27日 〜 2026年12月24日

採用人数:
3名予定

選考プロセス:
書類選考
一次面接
最終面接
内定
※面接の際に、工場見学の機会を設けております

・取得した個人情報は、採用選考にのみ使用します。
・選考プロセスは変更になる可能性があります。

その他:

HP:https://www.kagami.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/kagamicrystal/